たんぱく質を摂りましょう。たんぱく質は身体にいいから。
なんてよく聞くと思うんです。
私もよく言います。
イイのは分かってるけど、なんでいいのか
知ってると摂っておきたくなる。
今回はあまりに当たり前の栄養素、たんぱく質について。
たんぱく質はブロックおもちゃ。
子供達が良く遊んでるブロックのおもちゃ
ありますよね。
たくさんの色があって
色々な大きさや形があって
好きに組み合わせて
家や車や基地やお城や
作っていきますよね。
たんぱく質はブロックおもちゃに似ていて
色んな種類があって
色んな形をしていて
組み合わせて身体のパーツを作っていきます。
たんぱく質って
肉や魚や大豆なんかの食材から摂れますが
噛んだり消化したりして
アミノ酸という一個一個のブロックに分けていきます。
ここ大事。
一旦、一個一個のブロックに分けるんです。
じゃないと
吸収、できないんです。
この一個一個のブロックに分ける
という行程がうまくされないと
再構成もうまくいかなくなりますよね。
一個一個に分かれずに
塊で吸収されると
大きい分子に免疫が反応して
アレルギーのリスクも、あるんです。
だから消化という活動は
とっても重要になってくるんです。
食べてればいい、よりは
消化まで意識できてるかで
再構成の効果って変わってくる。
そんなイメージ。
一旦、一個ずつのブロックになる。
ということは、
たとえばコラーゲンと名のついたものでも
食べて消化すれば
一個一個のアミノ酸というブロックになる。
コラーゲンと言われるものも
ヒアルロン酸と言われるものも
プラセンタも
とにかく一旦、
一個ずつのブロックに分かれます。
それが
末端である肌まで届き
どれくらいかかって
摂ったこれらの栄養はすべて肌の材料に
なってくれるのかな？
肌で言えば
肌細胞のタマゴである線維芽細胞が
一番外側のいわゆる皮膚、になるのに
28～40日かかると言われてます。
なので
すっぽん食べた次の日に
肌がプルプル、なんてのは無いわけです。
いずれはなりますが、
次の日にってことは考えにくいワケです。
だから
サプリや美容食品も
毎日摂り続けるようなものもありますが
今日飲むのを忘れたからって
明日の肌が荒れるような事ではないですよね。
将来の自分のために、摂る
という意識でいるといいかなって思うんです。
ブロックを組むには必要なモノがある。
そして
アミノ酸というブロックを
材料として摂れたとして
必要なものが
ビタミンやミネラルといわれる栄養素。
実際のブロックおもちゃは
はめ込んでいけば出来上がっていきますが
アミノ酸の構成には
スイッチになる栄養素が必要になってきます。
このパーツになるには
この栄養素。
といった具合。
だから色んな物を食べましょう、とか
言うわけなんです。
でもたしかに
青のブロックだけで作るより
赤も緑も黄色も白も黒も
色々あったほうがイイお家ができそう。でしょ？
それに
アミノ酸の役割は
身体の構成だけじゃなくって
多岐に渡ってあるわけです。
代謝という
「生きる」そのものの活動にも
使われているんです。
生き物を食べて生きてる。
動物にしたって植物にしたって
生きているものを取り込み
分解して小さく、小さくして
再構成してヒトは生きてます。
「いただきます」という言葉は
命を頂く。という意味があるそうで
良く言ったもんだ、と
本当に思います。
生物学的に
ヒトから遠いものを食べるべき、
なんて話もあるぐらいで
哺乳類よりは魚類、魚類よりは植物、
植物より菌類。
と、色々な生物の命を取り込んで
私たちは生きてます。
なるべくは
ずっと同じものを食べるんじゃなくて
色んな命を取り込んでいけると
多用性のある身体が作れますよ。
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