あなたの強みと弱みを知る方法

あなたの強みと弱みを知る方法

自分の強み、知りたいですよね?

「あなたの強みは何ですか?」

ビジネスや面接なんかでも、
よく目にする質問です。

でも、そんなこと聞かれたって、
「正直よくわかりません」
って思いませんか?

自分の強みを自覚できている人って
実際そんなにたくさんはいないと思うんですよ。

きっと日本人の半分も、
自分の強みなんて自覚できていないんじゃないでしょうか?

「え?強みですか?正直わかりません。弱みならいくらでもあるんですけどねー、あはは」

なんて。

 

そもそも強みって?

「自分の強みがわかりません」

こういう方は実際たくさんいます。

僕はコーチングを仕事にしていますので
こういった「強み」などについて扱うことも少なくありません。

そして、

「自分の強みがわかりません」

という方の多くには、ある傾向があります。

それは、
・そもそも「強み」というものがなんなのかが、よくわかっていない
ということです。

自分の強みがわからないのではなく、
その前に、
そもそも「強み」という言葉が何を表現しているのかがわかっていない、
にもかかわらず、漠然と「自分の強みがわからない」
と言っている状態の人が多いんです。

あなたはどうですか?

あなたにとって、
「強み」
という言葉は、どんな意味合いですか?

こうして改めて聞かれると、
なんだかよくわからない、なんて思うのではないでしょうか?

ここに正解不正解はありません。

あなた自身が「強み」という言葉をどういう意味で使っているのか、
今一度考えてみてください。

もし考えにくかったら、
「弱み」という言葉はどういう意味で使っているのかを
考えてみてください。

反対から考えてみると、
考えやすいかもしれません。

 

強みという言葉の意味を検索すると、

「長所の中で仕事に役立つもの」

「目的に対して優位性をもっているもの」

「強い点。頼みにできる点」

なんていう言葉がでてきます。

 

確かにこれらもみんな強みだと思います。

だけど僕は、
その中でも特に、

「人よりも力まずに自然とできること」

という要素が入るように思うのです。

 

あなたが人よりも力まずに自然とできて、
それで人から喜んでもらえたりするようなことはなんですか?

 

弱みばかり気になる

と、そんなふうに聞かれても、

「うーん、やっぱりよくわかりません」

なんていう状態になりがちだと思います。

なぜならば、
人は自分自身の足りているところよりも、
足りていないところに目がいってしまいがちだからです。

特に大人になると、
「いい年なのに◯◯も持ってない」
「◯◯ができない」
なんていうふうに、
比べる必要のないことまでわざわざ人と比べて、
自分の弱み探しをしてしまいがちです。

そして、
ここにあなたの強みを見つける大きなヒントがあります。

それは、
「強みも弱みも、人との違いである」
ということです。

人は他人との違いを認識して、
それを勝手に
「これは強みである」「これは弱みである」と
ジャッジしているんです。

つまり、
自分自身がこれが強み(弱み)であるということが大事なのではなくて、
それが人から見たときにどう認識されるか、
ということが大事なわけです。

 

実は弱みも強み

そう考えてみると、
「これは弱みにしかならない」
「これは強みにしかならない」
なんていうものは、存在しないということになります。

例えば、あなたの自覚している弱みが、
「人からどう思われるかが気になってしまい、コミュニケーションに飛び込んでいけない」
というものだったとします。

ですがそれは逆に言えば、
「人の気持ちを察することができる」
という言い方もできるし、
「やたらめったら人に話しかけずに、放っておくことができる」
という言い方もできます。

 

「いやいや、そうは言ったって、そんなのこじつけでしょ?」

なんていうふうに思われるかもしれません。

でも、決してこじつけではないんですよ。

それが強みになるか弱みになるかは、
「場面」
によって変わるんです。

どんな環境でどんな人がそこにいるのか、
それによって、
その特性が強みになるのか弱みになるのかが
変わってくるんです。

そもそも強みも弱みもない。

そこにあるのは、
特性に対する捉え方と、

環境や相手に対する適合です。

 

弱みをリストアップしよう

先ほども伝えたように、
人はどちらかというと、
自分の強みよりも弱みの方を多く把握しています。

ですが、
それは本来の意味では強みでも弱みでもなく、
単なる特性です。

なので、
自分の強みを見つけたかったら、
まずは「弱み」をたくさんリストアップしてみてください。

・あなたは自分のどんなことが弱みだと思いますか?
・あなたは今までにどんな失敗をしてきましたか?
・あなたが苦手でしょうがないことは何ですか?
・あなたはどんな挫折を経験してきましたか?

こんな質問に答えながら、
どんどんあなたの弱みをリストアップしてみてください。
(安心してください。これは本来の意味では弱みではありません)

 

そしてそのリストアップができたら、
それを多少こじつけと感じてもいいので、
ポジティブな意味に捉え直してみてください。

これも書き出すといいですよ。

 

そして、それが書き出せたら、
それはどんな相手やどんな場面で活かすことができそうか、
それを書き出してみてください。

それはきっと、
その相手やその場面では、
十分にあなたの強みになるはずです。

 

 

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